| 『乙女の祈り』 |
『ロード・オブ・ザ・リング』ですっかりメジャーになった、ピーター・ジャクソン監督。彼にはハリウッドものより、こういう映画を撮り続けてほしい。転校によって出会った空想好きなふたりの少女が、レズビアン的関係だと疑われ、やがて双方の親から会うことを禁じられてしまう。友情とも恋ともつかぬふたりの情熱は、やがて「邪魔者を排除する」という無邪気な殺意に変わっていく・・・というストーリー。 思春期にありがちな妄想、「世界でわたしたち以外はすべて敵」という、乙女チックでおそろしい観念。 しかもこの物語は、実話だという。 この映画が作られたあと、ある著名な女性作家が、この空想好きの少女のひとりは実は私でした・・・と名乗り出たという、冗談みたいなエピソードまであるそう。 暴走する娘たちの美しさと、P・ジャクソン監督がめくるめく映像世界で描いた、架空の街のグロテスクさ。 小品ながら、『ロード・オブ・ザ・リング』にも劣らない名作だ。 *アマゾンで詳細を見る* (2002/12/02/Mon/06:48:22)
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| 『シド・アンド・ナンシー』 |
パンクな一本をご紹介。『シド・アンド・ナンシー』、伝説のカップルを描いたロック・ファン必携の映画です。 別に私は、元パンクではありません。 この映画の見所は、シドが本物と似ているとか似ていないとか、ナンシー役の人がちょっと不細工すぎるとか、そういうところではなく、たとえば、何気なく道端の高級車をラケットでボコボコ叩いていく可憐な少女たち、とか、レストランに現れるシドの友達の連れが、矯正器具で口を四角く開いたままの女だとか。そんなアバンギャルドな、アレックス・コックス監督のセンスなのです。 あとは、ジャラジャラのファッションかな。 そういえば学生の時、ナンシーと呼ばれていた女の子がいて、どちらかというとその娘は、ジョン・ライドンに近い風貌だったのですが、お願いしてお友達になってもらった記憶があります。 *アマゾンで詳細を見る* (2002/12/02/Mon/06:06:12)
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| 『デッドゾーン』 |
クリストファー・ウォーケン主演、D・クローネンバーグ監督の、1983年の作品。スティーヴン・キング原作の映画化で、もっとも成功した作品と言われているらしい。(商業的に、という意味ではなく)ある事故がきっかけで不思議な力を持ってしまった男の話。でも、ただの超能力ものではなく、ホラー映画でもない。 私は偶然、深夜やっていたテレビでこれを観たのだけど、陰鬱な雰囲気と悲しい結末に衝撃!そしてDVD発売に狂喜し、即購入。S・キング好きの人にも、『グリーン・マイル』よりよっぽどおすすめできる。 この秀作が20年も前に作られた映画だとは、まったく参った。なすすべなし。心に深く焼きつけるのみ。 *アマゾンで詳細を見る* (2002/12/02/Mon/06:08:59)
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| 『シザーハンズ』 |
言わずと知れた、ティム・バートン監督の出世作。かつ、私の中では最高作となっている。オモチャのようなキッチュな色合いの家々と、人や動物の形に刈られた庭の植え込み。ボンテージ・スーツを着込んだゴシック・メイクの主人公。丘の上にそびえ立つ、朽ちかけた古い屋敷。 『スリーピー・ホロウ』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』へも続く、バートン美学が炸裂!のこの作品。 両手がハサミでできた人造人間ジョニー・デップと、金髪姿が初々しいウィノナ・ライダーの悲恋に、ブラックジョークを散りばめたこの映画。クリスマスのたびに、観たくなる一本です。 *アマゾンで詳細を見る* (2002/12/02/Mon/05:23:14)
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